日本ブリーフサイコセラピー学会 第24回熊本大会 2014 8/29〜31

フリー企画

8/30 15:00〜16:30

「提案する面接」の提案
プレゼンター
菅野泰蔵

コメンテーター

児島 達美・ 高良 聖・ 東 豊・ 吉川 悟(兼司会)


企画内容

心理面接者にとって重要なことは、分析や解釈をすることでもなく、受容や共感をすることでもなく、はたまた解決や治療でもない。そしてまた助言をすることとも少し違う、「提案すること」ではないかと、それが、面接の最終形を追求してきた自分への答えである。この独りよがりかもしれない私論をここに初めて「提案」し、みなさんと自由に話し合いたいと思うのである。

日々の実践にみる「合わせ」と「ずらし」のコツ
企画代表者
谷 英俊(日笠クリニック)・ 松浦 真澄(東京理科大学)

話題提供者

伊藤 拓(明治学院大学)・久持 修(やまき心理臨床オフィス)
谷 英俊(日笠クリニック)


指定討論者

田中 ひな子(原宿カウンセリングセンター)

司会者

松浦 真澄(東京理科大学)


企画内容

マスターセラピストたちによるケース報告などを読むと,しばしばその劇的効果,介入のユニークさなどに驚かされます。同時に一読しただけでは,何がどうなってクライエントに変化が起きたのかがわからなかったりします。特に,ブリーフセラピーの祖であるMilton H. Erickson(1901-1980)のおこなったケースなどはその最たるものではないでしょうか。
しかし,セラピストによる効果的な関わりには,ある原則を見出すことができます。それが,「合わせ」と「ずらし」です。この視座から眺めることで,セラピストの関わりをより明確に理解することが可能となります。「合わせ」と「ずらし」はBandler & Grinder(1975)がEricksonの暗示の言語パターンから抽出したものですが,暗示や催眠に限定されるものではなく,効果的な関わりにはその原則が成立しています(津川, 2005; 津川・谷・寺田, 2011)。
本企画では,オリエンテーションの異なる話題提供者が日々の実践の中からうまれたケースを呈示し,「合わせ」と「ずらし」の観点から考察していきます。そして,討論を通して共有し,効果的な「合わせ」と「ずらし」について改めて捉え直す時間にしたいと考えています。ぜひ奮ってご参加ください。

「催眠と」出会いの90分間
プレゼンター
松原 慎

企画内容

お昼過ぎのこの時間帯って眠いですよね。
なのに、行動療法をばっちり学ぼうとか、若手のやる気満ちあふれる企画に行こうとかしていませんか!?っていうか、ブリーフの会員でそんな暑苦しいやる気出している人は、どうぞ他の企画においで下さい。多分そっちの方が勉強になりますから・・・。
眠い時間は眠いんだ。というわけで、催眠です。寝ても良いし、眠くても良い。かといって特別講演に帰ってくるまで熊本城まで行く気もない、そういう人向けです。

ブリーフセラピストの憧れであり源流である、ミルトン・エリクソン。彼は、フェニックスの自宅で度々セミナーを開き、参加者に次々と催眠体験を提供していったという・・・。
今や、エリクソンの流れを汲む者も、汲まない者も、催眠から離れ、SFA、システム、家族療法、動作法、等新しいブリーフの方法でクライアントに貢献している。
しかし、やはり、催眠の不可思議さ、深さには感動せずにはいられない。催眠の講習というと理論か実習が多いですが、今回は出会いの90分間と称して、90分だけ火の国くまもとをフェニックスにしてしまいましょう。古典催眠、エリクソン、ジャパンオリジナルにボディーワークと、あれこれ学んできた日本の催眠家が、出会った人々に次々と催眠やトランスの体験を提供していきます。
講義、しません。解説、殆どしません。相互実習、あり得ません。90分で何名行けるかは行けるところまで・・・ひたすら催眠。心地良〜くなってすっきりしたところで、特別講演くらいは真面目に聞いても良いかもしれません。
ま、まじめな学会でやったら怒られそうな企画ですが、出入り自由です。そんなので良ければのぞいてみて下さい。

うつや不安の治療に役立つマインドフルネス儀式妨害
プレゼンター
岡嶋 美代

企画内容

うつ病における反芻思考、パニック障害や社交不安障害における回避行動や安全確保行動、PTSDにおける記憶想起の回避などは,強迫性障害でいうところの儀式行為と機能的には同等です。
メンタル・チェッキングと呼ばれる「頭の中の強迫行為」は、気ぞらしのように考えないことを意識するのは不可能であり、妨害が難しいとされてきました。
認知再構成が儀式行為となる場合もあることから、儀式妨害をよりエレガントに実践する方法として、マインドフルネス・トレーニングの導入が認知行動療法の最前線で脚光を浴びています。
ワークショップでは心理教育のポイントを参加者の皆様とともに体験的に学べるよう工夫しております。認知行動療法のブームに乗りそこなった方にも、分かりやすくお伝えできるよう努力いたします。
明日からの臨床に使える技としての、マインドフルネス儀式妨害のワークショップをお楽しみください。

日本ブリーフサイコセラピー学会